GW中に動く社員39.1%、5月の採用市場で「選ばれる会社」になる仕込み
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GW中に動く社員39.1%、5月の採用市場で「選ばれる会社」になる仕込み

Branding, 2026.05.04 By 中村 尚人

GWの真ん中、5月4日。お休みを楽しむ方もいれば、家でゆっくり過ごす方もいると思います。一方で、Job総研の最新調査では、社会人の39.1%が「GW中に収入を増やすための行動」を予定していると答えていました。

そのうちの38.8%が副業――。社員の心、そして求職者の心が、こんな静かな連休のなかで意外なほど動いているのかもしれません。

5月はもともと、4月入社者の動向が見えはじめ、6月末のボーナスを意識した転職活動が本格化していく時期。「動かない会社」と「仕込んでいる会社」の差が、ここから半年の採用結果につながっていく――そんな分岐点でもありそうです。GW明けに何を整えるべきか、改めて一緒に考えてみたいと思います。

GW中の「収入を増やす行動」が映す、社員のもう一つの本音

KEY METRIC
39.1%
GW中に収入UP行動
社会人の約4割が、連休中も収入のために動いている
376人を対象にしたJob総研の調査で、4割近い人がGW中に「収入を増やすための行動」を予定。内訳は、ポイ活74.1%、副業38.8%、投資31.3%。物価高で支出を抑える動きと並走するように、副収入への意識が静かに高まっています。

注目したいのは、行動派147人のうち4割近くが副業と答えていることです。これは「いまの会社だけでは将来が不安」「自分の市場価値を一度試してみたい」という社員の本音が、連休という余白の時間に表に出てきている状態とも読めます。物価高で「より低価格な選択」をする人が42.5%にのぼる中、生活防衛と並走するように、転職や副業への関心も少しずつ動いている――そんな構図が見えてきます。

5月の採用市場、「動かない会社」と「仕込む会社」の分岐点

COMPARISON
動かない会社
GWはお休みモードのまま
・採用ページは去年から更新ゼロ
・求人原稿は出しっぱなし、応募がないと嘆く
・社員の副業相談に「うちは禁止」と即答
・GW明けに動き出した求職者を逃しがち
仕込む会社
GW明けの「動き出し」を見越す
・採用ページの古い情報を棚卸し
・求人原稿を「いま伝えるべきこと」に書き換え
・副業相談を「キャリアの選択肢」として聞く
・GW明け即対応のオペレーションを準備

GW中は採用業務がお休みになりやすい一方で、求職者の側はこのタイミングで履歴書を整え、応募の準備を進めていることが多いと言われています。会社側の「お休み感」と求職者の「動き出し感」のギャップが、ここから1ヶ月の応募数の差として表れることがありそうです。完璧な準備でなくていいので、「自社の魅力がいまの言葉で語られているか」を一度棚卸ししてみるだけでも違いが出るかもしれません。

GW明け〜6月、人と会社の両方が動き出すタイミング

TIMELINE
5月初旬
求職者の準備期間(GW中)
履歴書・職務経歴書を整える人が増える。会社側はこの時期に採用ページと求人原稿を見直すと効きやすい。
5月中旬
応募・カジュアル面談が動き出す
第二新卒の動きもここから本格化。返信のスピードが志望度に直結する局面。
5月下旬
6月末退職を視野に入れた中堅層の応募がピークへ
夏ボーナスを受け取ってから退職、というシナリオが動き始める。
6月
即戦力ニーズの選考ピーク
7月入社の最終調整。早く動いた会社が競合より先にクロージングできる時期。

5月から6月にかけて、求職者と会社の両方が”動く”短い窓が訪れます。この窓を活かせるかどうかは、5月初旬――つまりまさに今――の準備に左右されることが多い気がしています。GWを「次の半年の仕込み期間」として使えると、後の1ヶ月がだいぶ動きやすくなりそうです。

C
Coachers編集部
HRブランディングの観点から

GW中の調査に映る「副業」「収入アップ行動」の数字は、社員一人ひとりが、自分のキャリアをこれまで以上に冷静に見つめはじめている、その表れだと感じています。「会社にしがみつく」のではなく「自分の選択肢を増やしておく」という発想が、もう特別なことではなくなってきているのかもしれません。

わたしたちは、HRブランディングを「採用」と「定着」の両方に効くものとして考えています。求人ページを整えるのも、社員に自社の価値を語り直すのも、突き詰めると同じ作業です。GWは、こうした”言葉の棚卸し”には意外と向いているタイミングかもしれません。求人広告も、採用サイトも、紹介資料も、すべて「自社をどう語るか」の延長線上にあります。

今日からできるアクション

ACTIONS
STEP 01
採用ページを5分眺めてみる
更新日が古いままになっていないか、「うちらしさ」が今の言葉で書かれているか、まずチェックしてみる。違和感のある箇所を3つだけメモするので十分です。
STEP 02
求人原稿の「期待されること」を棚卸し
1年前と同じ文面のままになっていないか、いま入ってほしい人にちゃんと刺さるか、社内で読み合わせ。事業の現在地に合わせて言葉を更新します。
STEP 03
社員に「いまの働き方どう?」を聞いてみる
1on1や雑談ベースでOK。副業や転職への関心は、定着のサインを見つけるヒントにもなります。否定せずまず聞く、を意識して。
STEP 04
GW明け1週間の「即対応」体制を組む
カジュアル面談の枠、返信のテンプレ、選考フローの再確認。動き出す求職者を逃さない当たり前の準備を、もう一段ていねいに。
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