AIは採用の標準装備へ?2026年、85.9%の担当者が感じ始めた変化と、無理なくはじめる小さな一歩
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AIは採用の標準装備へ?2026年、85.9%の担当者が感じ始めた変化と、無理なくはじめる小さな一歩

Branding, 2026.04.09 By 中村 尚人

“うちはまだAIをそこまで使えていなくて……”——そんな声を採用担当者の方から聞くことが、ここ数ヶ月でぐっと増えた気がしています。一方で「AIエージェントが書類選考をしてくれる」「動画面接を自動で要約する」といった話題も日に日に増えていて、なんとなく置いていかれるような感覚を抱いている方も少なくないかもしれません。

最新の調査では、採用担当者の85.9%が「AI・テクノロジーの活用は重要」と回答しています。つまり、AIはもう”先進企業だけの選択肢”ではなく、採用を続けていくための標準装備になりつつある、ということなのかもしれません。

とはいえ、6人で動くわたしたちCoachersも含め、リソースの限られたチームにとって”いきなりAI全面導入”はなかなか難しいのが本音ですよね。今日は、2026年のHR Tech・AI×採用の動きを一緒に整理しながら、明日からムリなく試せる小さな一歩について考えてみたいと思います。

データで見る、2026年のAI×採用のいま

KEY DATA
AI・テクノロジー活用は重要
85.9%

企業がDXを推進中
9割超

候補者が「即日・翌日連絡」を最重視
56.4%

マルチモーダルAIの進化(面接解析)
2026本格化

数字を並べてみると、”重要だと感じている人”は8割を超えているのに、”実際にうまく回せている人”はぐっと減る——というギャップが浮かび上がってくる気がします。導入したいけれど、何から手をつければいいのか分からない。そんなお悩みを抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。

採用業務のどこにAIが効きやすい?

採用業務は「1. 関係者が多い」「2. スピードが命」「3. 情報が分断されやすい」という3つの構造的な特徴があり、DX・AI活用の効果が見えやすい領域だと言われています。横棒で見てみると、こんなイメージかもしれません。

IMPACT MAP
スカウト文面の作成・パーソナライズ88%
書類選考・スクリーニング補助78%
面接日程調整・候補者連絡72%
面接の文字起こし・要約65%

※社内ヒアリングと公開調査を参考に編集部でまとめた目安です。

“標準装備化”が進む流れ

STAGE FLOW
STAGE 1一部の先進企業のみAI活用
STAGE 2スカウト・スクリーニングから実用化
STAGE 3多くの企業が”使うのが前提”に
STAGE 4“使い方の差”が採用力の差に

押さえておきたい3つの動き

ARTICLE HIGHLIGHTS
01
マルチモーダルAIの進化により、面接動画や音声を含めた振り返りが可能に。ソフトスキル評価の精度が一段上がってきています。

02
学歴・職歴より「いま何ができるか」を見るスキルベース採用が広がり、AIによる要約・タグ付けの活用ニーズが高まっています。

03
候補者の56.4%が「即日・翌日連絡」を重視。AIで作業を巻き取り、人は”判断と対話”に集中する流れが進んでいます。

Coachersの考察 ─ AIは”装備”、ブランディングは”地図”

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Coachers編集部
HRブランディングの観点から

わたしたちCoachersも、毎日のスカウト文の下書きや原稿チェックでAIを使うようになりました。確かにスピードは上がるのですが、不思議なことに「AIに任せれば任せるほど、自社らしさってなんだろう?」という問いが浮かんでくる気がしています。

AIは”装備”を強くしてくれる存在で、どこへ向かうかという”地図”までは描いてくれません。その地図にあたるのが、わたしたちが大切にしているHRブランディング──「自社はなぜ採用するのか/誰に何を約束するのか」を言語化しておくことではないかと感じています。

地図がないままAIで量産すると、求人広告も採用サイトもどこか似た雰囲気になってしまいがちです。逆に、土台となる言葉が整っていれば、AIは強力な味方になってくれるはず。AI導入を検討するこのタイミングは、自社の採用の”芯”を一度棚卸ししてみる絶好の機会かもしれません。

今日からできる、無理のない一歩

ACTIONS
STEP 01
“作業”と”判断”を仕分けてみる
日々の採用業務を「人が判断すべきこと」と「AIに任せていいこと」に分けてみると、最初の一歩が見つけやすくなります。

STEP 02
スカウト文の下書きから試す
いきなり全工程ではなく、まずはスカウト文の下書きや要約など、低リスクな作業から試してみるのがおすすめです。

STEP 03
“自社らしい言葉”を一緒に整える
AIに渡す前提となる「自社の魅力・約束・文化」を言語化しておくと、出力の質がぐっと安定します。

STEP 04
“スピード”のKPIを置いてみる
「応募から初回連絡までのリードタイム」など、候補者目線のスピード指標を1つ決めるだけで、AI活用の意味が見えやすくなります。

まずは”自社の現在地”を一緒に確認してみませんか

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