「リソース不足」でもできる中堅企業の採用ブランディング ─ 大企業との”差分”を小さく埋める3つの視点
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「リソース不足」でもできる中堅企業の採用ブランディング ─ 大企業との”差分”を小さく埋める3つの視点

Branding, 2026.04.10 By 中村 尚人

“採用ブランディング、大事なのはわかっているんですけど、正直そこまで手が回らなくて……”——そんなお声を、中堅・中小企業の採用担当者の方からよく伺います。わたしたちCoachersも6人の小さなチームなので、その感覚は本当によくわかるのです。

最新の調査では、採用ブランディングに取り組んでいる大企業が57.5%なのに対し、中堅企業は38.4%にとどまっているそうです。約20ポイントの差。そして課題の1位はどちらも「リソースが足りない」でした。ああ、やっぱり、と思わず頷いてしまった方も多いのではないでしょうか。

今日は、大企業との”差分”をどこから埋めていくとラクか、という視点で、リソースが限られたチームでも無理なく始められる採用ブランディングの小さな一歩を一緒に考えてみたいと思います。

データで見る、採用ブランディングの”実施率ギャップ”

KEY DATA ─ 実施率ギャップ
大企業
57.5%
中堅企業
38.4%
その差 19.1pt
中堅企業で「リソース不足」が課題
53%

中堅企業でSNSを施策に活用
51.8%

おもしろいのは、リソース不足を感じながらも、中堅企業の半数がすでにSNSでの発信にチャレンジしているという点です。”まったく何もできていない”わけではなく、”手は動かしているけれど、点と点がつながっていない”というのが、実情に近いのかもしれません。

大企業との”差分”はどこで生まれている?

中堅・中小企業が大企業と同じやり方をしようとすると、どうしてもリソース勝負になってしまいます。でも差分をよく見ると、お金と人数だけの問題ではない部分もありそうです。影響が大きそうな要素を並べてみます。

COMPARISON ─ 大企業 × 中堅企業
LARGE
大企業
専任担当 あり
予算規模 確保しやすい
訴求軸 安定・実績
主な悩み ターゲットに届かない

MID-SIZED
中堅・中小企業
専任担当 兼務が多い
予算規模 限定的
訴求軸 距離の近さ・裁量
主な悩み ノウハウが足りない

※各種公開調査と弊社ヒアリングをもとに編集部で整理した傾向です。

小さく回す”4ステップ・ループ”

LOOP CYCLE
STEP 01
言語化
採用の芯を短い言葉に置き換える

STEP 02
発信
求人・サイト・SNSで同じ声にそろえる

STEP 03
観察
応募・面談・辞退理由に耳を傾ける

STEP 04
微調整
月1回、言葉と画を少しだけ直す

BACK TO STEP 01

押さえておきたい3つの視点

ARTICLE HIGHLIGHTS
01
ブランディングは”広告を作ること”ではなく、自社の採用の芯を言葉にしておくこと。そこさえ整っていれば、媒体やツールは後から選べます。

02
中堅企業の強みは「経営者との距離の近さ」「任せてもらえる幅」「地域や顧客との関係」。大企業の真似ではなく差分を言語化することが出発点になります。

03
求人広告・採用サイト・SNSがバラバラの人格で話していると、候補者は混乱します。同じ声で話すことだけでも印象はぐっと変わります。

Coachersの考察 ─ ブランディングは”予算”より”目線合わせ”

C
Coachers編集部
HRブランディングの観点から

「採用ブランディング=大きな予算をかけて採用サイトやブランドムービーを作ること」というイメージをお持ちの方が多いのですが、わたしたちは少しだけ違う捉え方をしています。

本当に効くのは、経営者・現場・人事の3者で「うちはどんな人に、何を約束するのか」を一度言葉にしておくこと。この”目線合わせ”ができていると、求人広告の1行も、面接での一言も、採用サイトの写真選びまで、自然と同じ方向を向いていきます。

逆にここが曖昧なまま制作に進むと、どれだけ予算をかけてもどこかチグハグな印象が残ってしまいがちです。リソースが限られているチームほど、最初の言語化にきちんと時間をかけた方が、結果的にいちばんコスパがいい——というのが、5期目を迎えた6人チームのわたしたちの実感です。

今日からできる、無理のない一歩

ACTIONS
STEP 01
直近で入社した1人にインタビュー
“なぜ選んでくれたのか”を30分だけ聞いてみると、社外から見える自社の魅力がぽろっと出てきます。

STEP 02
“誰に向けて”を1人に絞る
ペルソナは壮大でなくてOK。「前職でこういう壁にぶつかった人」くらいの解像度で十分です。

STEP 03
求人・サイト・SNSの”声”を揃える
同じキーワードや言い回しを3チャネルに散らすだけでも、候補者からの見え方はかなり整います。

STEP 04
月1回、5分だけ振り返る
応募数・初回連絡までのリードタイム・辞退理由の3つだけで大丈夫。続けやすさを優先してみてください。

まずは”自社の現在地”を一緒に確認してみませんか

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採用活動チェックシート
5領域 × 25問で、採用の盲点を5分で可視化。中小企業の人事担当者向けに、設計/集客/サイト/選考/定着の5カテゴリでまとめた自己診断シートです。わかる質問はスキップOK。ブランディングの”目線合わせ”にも使いやすい構成なので、気軽にどうぞ。
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