採用動画を見た8割が志望度UP。小さな会社が始める4ステップ
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採用動画を見た8割が志望度UP。小さな会社が始める4ステップ

Branding, 2026.04.25 By 中村 尚人

「うちは小さな会社だから、動画までは手が回らない」──そう感じている採用担当者の方は、きっと多いのではないでしょうか。わたしたちCoachersも6人の小さなチームで、同じ気持ちで向き合ってきました。

でも、ある調査では採用動画を見た求職者の約80%が「志望度が上がった」と答えています。選考中に動画があった方がいいと思う人は9割超。もう、動画は「あったらいいもの」ではなく「応募者が探しているもの」になりつつあるのかもしれません。

とはいえ、予算も時間も限られる中で、何から手をつければいいのか。今日は、データと一緒に「はじめの4ステップ」を整理してみたいと思います。

動画で”志望度が上がる”8割──求職者が見ているリアル

moovyが就職・転職経験者327名に実施した調査では、求職者の約73.3%が会社紹介や社員インタビュー動画を「見たことがある」と回答しています。さらに、動画を視聴した人のうち約8割が「志望度が上がった」と答え、選考中に動画が「あった方がいい」と感じる人は9割を超えました。

KEY METRIC
80%
志望度が上がった

動画を見た求職者の反応
採用動画を視聴した求職者のうち、約80%が「志望度が上がった」と回答。文字や写真では届けきれない”空気感”や”人柄”が、意思決定の後押しになっています。

中途採用の場面でも、テキスト中心の求人情報だけでは会社の雰囲気や働く人の表情までは伝わりません。「この会社、ちゃんと話せる人がいそう」「オフィスの空気が合いそう」──応募の最後のひと押しを決めるのは、案外そんな感覚的な部分だったりしますよね。

一方で、求職者が動画で「見たい」と答えたコンテンツの1位は「仕事紹介」、2位は「1日の流れ」。華やかな社長メッセージよりも、むしろ”現場のリアル”が求められているというのが、今のトレンドのようです。

はじめての採用動画、4ステップで整理してみる

「よし動画を作ろう」と決めても、いきなり撮影に入ると高確率で迷子になります。わたしたちCoachersでも、お客さまの動画制作を支援する前に、必ずこの順番で整えています。

STAGE FLOW
STAGE 1届けたい人を言語化する
STAGE 2伝えたいメッセージを1つに絞る
STAGE 3“語り部”になる社員を決める
STAGE 4公開後の導線までセットで設計する

STAGE 1で大事なのは、「20代で経験3年以上の営業」のようなスペックの話ではなく、「いまどんな気持ちで転職活動をしている人に響かせたいか」まで踏み込むことです。残業が多くて疲れている人なのか、成長実感を求めている人なのか。ここが曖昧だと、”誰にも刺さらない無難な動画”になりがちな気がしています。

STAGE 2では、伝えたいことを欲張らないこと。「事業の強みも、制度も、雰囲気も、全部入れたい」となった時点で、たいてい尺が5分を超えて、最後まで見てもらえません。1本1メッセージと割り切ったほうが、結果的に響くものになります。

STAGE 3は意外と見落とされがちなステップです。社長ではなく、応募者にとって「入社後に一番近くで一緒に働く人」を選ぶと、動画の説得力が一段上がると感じています。そしてSTAGE 4──動画を作って満足してしまいがちですが、採用サイトのどこに置き、求人広告からどう誘導するかまで決めて、ようやく動画は”働いて”くれます。

始める前に整えておきたい確認ポイント

「動画を外注する前に、これだけは社内で合意しておきたい」という項目を、ふだんお客さまと一緒に確認しているチェックリストにしてみました。撮影が始まってから揺らぐと、関係者全員が消耗してしまう部分なので、ぜひ先回りで。

CHECKLIST
「何を伝える動画か」を1行で言語化できている

採用サイト・求人広告のどこに動画を置くか決まっている

動画の長さ(目安60〜90秒)と予算感を社内で共有している

出演する社員の同意・撮影協力の体制が整っている

公開後に何を見て成果を判断するか決めている

特に3つ目の「長さと予算感」は、要件を決めずに制作会社に相談すると見積もりが大きくブレるポイントです。60〜90秒で1本・数十万円〜といった相場感を先に持っておくと、社内稟議もスムーズに進みやすい気がしています。

C
Coachers編集部
HRブランディングの観点から

採用動画の話をすると、「まず動画を作りましょう」と始めたくなりますが、わたしたちは少し違う入り方をおすすめしています。動画はあくまで”届け方”の一つで、大事なのはその手前にある「誰に、何を、なぜ届けたいのか」の整理です。そこを曖昧なまま撮影に入ると、どれだけ綺麗な映像になっても、見た人の心にあまり残らないということが起きがちです。

わたしたちが大切にしているのは、HRブランディングという考え方です。求人広告・採用サイト・動画・紹介資料──これらは本来バラバラの”手段”ではなく、「自社がどんな会社で、どんな人と働きたいのか」という一つの軸で繋がっているべきものだと感じています。動画単体の出来栄えよりも、他の採用接点との一貫性のほうが、応募者の信頼を左右する時代になってきました。

だからこそ、動画はゴールではなく、採用全体を見直す”きっかけ”として使えると一番いい。「動画を作る」というプロジェクトを、自社の魅力を社内で言語化し直す場にできたチームは、副産物として求人広告もスカウト文面も強くなっていく。そんな景色を、6人の小さなチームとして、お客さまとご一緒するたびに見ている気がしています。

ACTIONS
STEP 01
“誰に届けたいか”を1行で書いてみる
スペックではなく、いまどんな状況の人に見てほしいかまで言語化。ここが動画全体の土台になります。

STEP 02
現場社員1人に”語り部”を頼む
社長ではなく、入社後に一緒に働くポジションの人を。説得力が一段変わってきます。

STEP 03
採用サイトと求人広告の設置場所を決める
撮影前に”どこで再生されるか”を決めておくと、尺や構成の判断がぶれにくくなります。

STEP 04
公開3ヶ月後の振り返り日を予約する
再生数・応募のきっかけ・面接での話題性など、見るべき指標を事前に決めておきます。

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採用活動チェックシート
5領域 × 25問で、採用の盲点を5分で可視化。中小企業の人事担当者向けに、設計/集客/サイト/選考/定着の5カテゴリでまとめた自己診断シートです。わかる質問はスキップOK。気軽にどうぞ。
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