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「実態が見えない」で46.1%が離脱──採用サイトが招く “見えない機会損失”
「条件は悪くないはずなのに、なぜか応募まで進んでもらえない」──そんなモヤモヤを感じたこと、ありませんか。
ある調査では、求人の条件がおおむね合っていても、46.1%の求職者が「会社の実態がわからない」という理由で応募や内定承諾を見送った経験があると答えています。条件で落とされたのではなく、”中が見えない”だけで静かに離れていく。これは少し、もったいない気がしています。
今日は、この「見えない離脱」をテーマに、採用サイトや発信の何が効いているのかを、わたしたちCoachersも一緒に考えてみたいと思います。
条件は合っているのに、半数近くが静かに離れていく
求人広告や採用サイトの仕事をしていると、つい「待遇」や「仕事内容」の精度ばかりを気にしてしまいます。もちろんそこは大事なのですが、この数字を見ると、勝負はもっと手前で決まっているのかもしれない、という気がしてきます。落ちているのは条件ではなく、「ここで働く自分」を具体的に想像できるかどうか。求職者は、いわば”解像度”で会社を選んでいるのかもしれません。
情報が足りないと、求職者は「外」と「不信」に向かう
公式サイトで実態がつかめないと、7割超(72.8%)がSNSやクチコミサイトに流れて評判を確かめます。つまり自社が語らない部分は、自社のコントロールが効かない場所で勝手に語られていく、ということですよね。さらに、発信が止まっているだけで「採用に消極的なのかな」と受け取られたり(41.5%)、約4人に1人が候補から外したり。情報の”鮮度”そのものが、信頼の最低ラインになっている気がします。
不信感の中身も示唆的です。「定型的できれいごとに感じた(34.2%)」「抽象的で魅力が伝わらない(29.6%)」が上位。「風通しの良い職場です」と書くほど、かえって疑われるという、なかなか切ない構造がここにあります。
「いい条件を載せれば伝わる」という思い込み
どれも、悪気があってそうしているわけではないですよね。むしろ丁寧に作ったつもりの言葉ほど、抽象的で”きれいごと”に寄りがちなのかもしれません。わたしたちCoachers自身も原稿を書きながら、つい便利な言葉に逃げてしまうことがあるので、ここは自戒も込めて、です。
自社の発信、今こうなっていないか覗いてみる
全部を一気に整える必要はないと思います。ただ、求職者が公式サイトの次に必ず「外」を見にいく以上、“自分たちが語る顔”と”外で見える顔”の差をなるべく小さくしておくこと。そこが、見えない離脱を減らす最初の一歩になりそうな気がしています。
この調査の肝は、離脱の理由が「条件が悪い」ではなく「実態が見えない」だったこと。歩留まりは、待遇より”伝わり方”で決まっているのかもしれません。
わたしたちが大切にしているHRブランディングは、この「見え方の一貫性」を整える考え方です。求人広告・採用サイト・SNS・面接の言葉がバラつくと、求職者は無意識に違和感を覚えます。逆に、どの入口でも同じ”らしさ”が立ち上がれば、それ自体が「信頼できそう」のシグナルになる。採用サイトの抽象的な一文を「具体的な事実」に書き換えるだけでも、印象はずいぶん変わります。
立派に見せるより、ありのままを高い解像度で見せる。きれいごとより、日常のリアル。わたしたちCoachersも、自社の発信を点検しながら一緒に「見える会社」を目指したいと感じています。
- 株式会社ファングリー「【2026年版】採用広報に関する意識調査レポート~求職者の46.1%が「企業実態が不透明」で応募・内定承諾を回避~」 https://fungry.co.jp/news/2026-recruitment-pr-awareness-survey/
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