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採用サイトの更新が止まると、22.6%が候補から外す──戻し方の3ステップ
採用広報でいちばん損をしているのは、書き方が下手な会社ではないのかもしれません。止まっている会社です。わたしたちCoachersも、お客様の採用ページを開いて「最終更新 2024年」に出会うことがあります。
株式会社ファングリーが2026年1月に行った求職者412人の調査では、「採用広報の停滞(情報の更新不足)」を理由にその会社を検討候補から外した人が22.6%いました。約4人に1人です。中身を読んでもらう前に、止まっていること自体が答えになっている──その手前で何ができるかを、一緒に見てみます。
22.6%
41.5%
72.8%
出典:株式会社ファングリー調べ(2026年1月実施・n=412)
更新が止まった採用サイトは、何と読まれているか
更新が止まった採用情報は、「情報がない」ではなく「この会社は今こうだ」と読まれています。
ファングリーが2026年1月に求職者412人へ行った調査では、採用広報の停滞(情報の更新不足)を理由に、その会社を検討候補から外した人が22.6%いました。
応募が来ない理由を、原稿の出来や条件面に探すことは多いと思います。ただこの22.6%は、中身を読み比べる前の脱落です。
株式会社ファングリー調べ/2026年1月・インターネット調査・n=412
この調査の回答者は、2025年1月以降に就職・転職活動をした求職者です。新卒に限った話ではありません。
同じ調査では、求職者が知りたい情報として「社風」が40.3%で挙がっています。社風はまさに、更新の積み重ねでしか伝わらない類のものです。
なぜ「古いまま」が減点になるのか
止まった採用広報は、無色ではありません。候補者はそこから会社の状態を推測しています。
同調査によると、更新が停滞している採用広報から受ける印象は「採用に消極的」が41.5%、「実態を隠しているのではという不安」が24.3%でした。
これは候補者が意地悪なのではなく、ごく自然な読み方だと感じています。中を全部は見られないので、外から見える印に頼るしかない。
経済学ではシグナリングと呼ばれる考え方です。見えない中身の代わりに、観測しやすいものが判断材料になる。更新日は、その代表格です。
そして足りない分は、外で埋められます。同調査では72.8%が、公式サイトの情報不足を補うためSNSやクチコミサイトを検索していました。
公式が黙っていると、代わりに誰かが答えます。口コミが応募や辞退に効いているという話とも、地続きです。
同調査では、企業を調べるときに生成AIの回答を参考にした人が7割以上にのぼりました。AIが読む元も、多くはWeb上の情報です。
止まった採用広報の戻し方3ステップ
戻し方は、作り直しではありません。「動いている」と分かる状態を、小さく取り戻す順番です。
完成度を上げる作業ではないので、担当が1人でも回せます。むしろ完成度を求めた瞬間に、また止まります。
採用サイトのご相談をいただくとき、最初のご要望は「作り直したい」であることが多いです。ただ実際に開いてみると、作りではなく、更新が2年前で止まっていることのほうが効いている場面がよくあります。
御社の採用ページを開いた候補者は、いま在職中で、たぶん通勤電車の中にいます。全部は読みません。先に見るのは、ここが生きているかどうかです。同じ調査で41.5%が更新の停滞を「採用に消極的」と受け取っていたのは、その読み方の結果だと思います。
現場でよく聞くのは「本当に採っているのか分からなかった」という声です。応募して無視されるのが怖い、という言い方をされる方もいます。逆に言えば、今月の日付が1つ入っているだけで、その不安はかなり軽くなるのかもしれません。
わたしたちがHRブランディングと呼んでいるのは、立派な言葉を掲げることではなく、こうした「今の会社」が外から見える状態を保つことだと考えています。採用サイトの情報設計という視点で見ると、載せる内容より先に、更新できる構造になっているかが効いてきます。
わたしたちCoachers自身も、気を抜くと自社の発信が止まります。だからこそ、続けられる形にしておくことのほうを大事にしたいと思っています。
- 株式会社ファングリー調べ「【2026年版】採用広報に関する意識調査レポート」(2026年1月・インターネット調査・全国の求職者412名) https://fungry.co.jp/news/2026-recruitment-pr-awareness-survey/
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