中途採用サイトが応募の決め手、転職者の80%──”入口”で選ばれる作り方
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中途採用サイトが応募の決め手、転職者の80%──”入口”で選ばれる作り方

Branding, 2026.06.30 By 中村 尚人

「媒体にはちゃんと出している。でも、応募のあと一歩が踏み出してもらえない」── そんなもどかしさを感じたこと、ありませんか。

株式会社カケハシ スカイソリューションズが2024年5月に実施した調査(転職経験者515名)では、80%が「企業の中途採用サイトが応募の決め手になる」と回答しました。やや前のデータですが、候補者が応募前に情報を確かめる動きは、いまむしろ強まっているように感じます。

求人票は出している。それでも決め手に欠ける――その差を埋める”入口”が、中途採用サイトかもしれません。今日は、応募の決め手になる中途採用サイトの作り方を、わたしたちCoachersも一緒に考えてみたいと思います。

カケハシ スカイソリューションズの調査(2024年5月・n=515)で、転職経験者の80%が「中途採用サイトが応募の決め手になる」と回答しました。
転職サイトや求人票の情報「だけでは不足」と感じる人は85%で、中途採用サイトが情報の”裏取り”の場になっています。
中途採用サイトとは、求人票に載せきれない仕事の中身・人・働き方を自社の言葉で伝える専用サイトで、”応募の決め手”をつくる入口になりえます。

中途採用サイトは「応募の決め手」──転職経験者の80%

転職経験者の80%が「中途採用サイトが応募の決め手になる」と答えています。中途採用サイトとは、求人票や媒体には載せきれない「仕事の中身・一緒に働く人・働き方」を、自社の言葉でまとめた採用専用のサイトのことです。応募するかどうかの最後のひと押しが、ここで決まっているのかもしれません。

KEY METRIC
80%
応募の決め手に
「決め手になる」と答えた転職経験者は8割
媒体や求人票で出会ったあと、候補者は自分で確かめにきます。なお本調査は採用支援を手がける会社によるものなので、数字は少し割り引いて見つつ、”応募前に確かめたい”という心理の実感として受け取りたいところです。

なぜ求人票だけでは足りないのか

同じ調査では、85%が「転職サイトや求人票の情報だけでは不足」と感じ、中途採用サイトがないと約70%が「応募に至らない」「入社を決めきれない」と答えています。求人票は条件を端的に伝える場、中途採用サイトは”納得”をつくる場――役割が少し違う、と捉えてみると整理しやすいかもしれません。

COMPARISON
求人票・媒体だけ
条件は伝わる、でも”納得”は届きにくい
枠やフォーマットの制約で、仕事の中身・人・雰囲気までは描ききれない。85%が「情報が足りない」と感じる余白が残ります。
中途採用サイトあり
“裏取り”に答え、決め手をつくる
仕事の具体・働き方・一緒に働く人を自社の言葉で。応募前に確かめたい候補者の不安を、先回りして埋められます。

「決め手」になる中途採用サイトの作り方、4ステップ

では、どうすれば”決め手”になる中途採用サイトに近づけるのでしょうか。大がかりな作り込みより、「候補者が確かめたいこと」に順番に答えていくほうが効く場面が多い気がしています。次の4ステップで整理してみます。

STAGE FLOW
STAGE 1求人票で足りない「3つの不足」を埋める
候補者が残念に感じやすいのは「仕事の具体が分からない」「お金まわりが不透明」「人や雰囲気が見えない」の3点。まずここを自社の言葉で先回りして載せます。
STAGE 2ターゲット1人の「知りたい順」で並べる
自社が言いたい順ではなく、その1人が確かめたい順(仕事内容→働き方→一緒に働く人→待遇→選考の流れ)に情報を設計します。
STAGE 3“ここにしかない”を事実で見せる
数字・社員の言葉・1日の流れなど、検索や生成AIで裏取りされても崩れない一次情報を載せます。盛らずに、けれど具体的に。
STAGE 4求人票・媒体と回遊させる
媒体や求人票から中途採用サイトへ自然に誘導し、応募ボタンまでの導線を一本につなぎます。出会いと納得を分断させないことがポイントです。

C
Coachers編集部
HRブランディングの観点から

「サイトがあれば応募が増える」と単純化はできません。今回の数字も採用支援会社の調査で、わたしたちCoachersも採用サイトに関わる立場なので、そこは正直に割り引いて読みたいところです。それでも「応募前に自分で確かめたい」という候補者の動きは、多くの担当者の実感と重なるのではないでしょうか。

大切なのは、サイトの有無そのものより採用サイトの情報設計だと感じています。求人票が「条件を伝える場」なら、中途採用サイトは「納得をつくる場」。候補者が知りたい順に、事実で答えられているか。そこが整っているほど、媒体での出会いが応募につながりやすくなります。これはまさに、求人広告から採用サイトまでを一本でつなぐHRブランディングの考え方そのものです。

そして、入口で「ありのままの実態」を伝えられているほど、入社後のギャップは小さくなります。集めることと、続いてもらうこと。中途採用サイトは、その両方を静かにつなぐ一本になりえると思っています。

ACTIONS
自社サイトを「残念ポイント」で点検する
仕事の具体・お金の透明性・人の雰囲気が、候補者目線でちゃんと分かるかを一度見直してみませんか。
求人票と中途採用サイトの役割を分ける
求人票=条件、サイト=納得、と役割を決め、重複ではなく補完になっているかを確認します。
応募前の”裏取り”に一次情報で答える
生成AIや口コミで確かめられる時代に、自社の実態を数字と社員の言葉で公式に載せておきます。

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中村 尚人

中村 尚人 取締役 / ディレクター

新卒で株式会社日立製作所に入社。2021年にCoachers立ち上げメンバーとして参画。採用関連のクリエイティブやマーケティングの戦略設計、ディレクションを担当。

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