クリック単価200円で、月に100回クリックされたら請求は2万円。Indeedが料金の説明に載せている例です。
Indeedは無料で求人を掲載できます。それでも「有料にするなら、月いくら置けばいいのか」という相談は、わたしたちのところにもよく届きます。答えは単価の相場ではなく、自社がほしい応募の数のほうにあります。
この記事では、Indeedの料金を無料掲載と有料のスポンサー求人に分けて整理し、請求の仕組み、月の予算の決め方を見ていきます。ほしい応募数から予算を逆算する計算メモと、運用を外に任せるときの確かめ方も置きました。
Indeedの料金はいくら?無料掲載と有料掲載は何が違うのか?
Indeedの料金は、無料掲載なら0円です。費用が出るのは、有料オプションの「スポンサー求人」を自分で設定し、求人がクリックされた時だけです。
固定の掲載料金や手数料は無く、何人採用しても成功報酬はかかりません。長期の契約も要りません。
お金がかかるかどうかで分けると、次のとおりです。
- 無料:求人の掲載、企業ページ、応募者を一覧で管理する機能(採用が決まっても成功報酬はかからない)
- 有料:スポンサー求人(クリックされた分だけ)
- 有料:自動入札ツール(予算に応じて入札を自動で調整)
- 有料:企業ページプレミアム、Indeed PLUS AIアシスタント、自動アプローチ機能(有料オプションの利用が一定の条件を満たすと使える)
スポンサー求人とは、費用を払って自社の求人を検索結果に表示されやすくする仕組みです。無料でも掲載はできますが、表示のされ方が違います。
無料掲載の求人は、新しい求人が次々と入ってくる中で、日が経つほど埋もれていきます。「無料で出したのに応募が来ない」という相談の多くは、ここでつまずいています。
スポンサー求人の料金は、どう決まり、いつ請求されるのか?
スポンサー求人の料金は「クリック単価×クリック数」で決まるクリック課金型です。表示されただけでは料金はかからず、求人がクリックされた時にだけ加算されます。
クリック単価は数十円〜数百円で、職種や地域によって変わります。単価が高いほど、検索結果で上に出やすくなります。
運用していると、同じ職種でも求人の多い都市部ほど単価が上がりやすいと感じます。ほかの地域で出していた単価のまま都市部に出すと、ほとんど表示されないこともあります。
使いすぎを防ぐために、上限の予算を先に決められます。上限を10万円にして平均単価が100円なら、1,000クリックで掲載が休止します。
単価を自分で決める代わりに、日額か月額の予算を指定して、単価の調整をIndeedに任せる「自動調整」の設定もあります。
始めてから戸惑いやすいのが、請求の回数です。請求は次の順で来ます。
- クリック金額が2,000円に届いた時点で、初回の請求
2,000円分クリックされた時点で、少額の請求が1回来ます。経理が「何の請求か」と迷わないよう、始める前に伝えておきます。 - 以降は、10万円に届くたびに請求
月の利用額が大きいと、同じ月に何度か請求が来ます。月末にまとめて1回、ではない点に注意します。 - 月内に10万円に届かなかった分は、月末締めで請求
支払いは登録したクレジットカードで、銀行振込は使えません。会社のカードを誰の名義で使うかも、先に決めておきます。
リードの例(単価200円×100クリック=月2万円)なら、2,000円に届いた時点で初回の請求が来て、残りは月末締めで請求されます。
ほかの課金形態(掲載課金・成功報酬など)との違いは、求人広告の費用、4つの課金形態の違いの記事で整理しています。
Indeedの月の予算は、どう決めればいいのか?
Indeedの月の予算は、クリック単価の相場からではなく、自社がほしい応募の数から逆算して決めます。
単価が分かっても、何回クリックされれば応募が何件来るかが分からなければ、予算は決まらないからです。
逆算に使うのは、応募率(クリックした人のうち応募した人の割合)と平均クリック単価の2つです。どちらも、管理画面で見られる前月のクリック数・応募数・利用額から出せます。
式は「ほしい応募数÷応募率=必要なクリック数」「必要なクリック数×平均単価=月の予算」の2段です。応募単価(応募1件にかかった費用)を出しておくと、検算に使えます。
初めてで実績が無いときは、少ない上限予算で2〜4週間出して、まず自社の応募率を測ります。他社の相場より、自社で出した数週間分の数字のほうが当てになります。
① ほしい応募数:営業職1名の採用に向けて、月に応募10件
② 前月の実績(管理画面):クリック400回・応募8件・利用額6万円
③ 応募率と単価:応募率は8件÷400回=2%、平均単価は6万円÷400回=150円、応募単価は6万円÷8件=7,500円
④ 必要なクリック数:10件÷2%=500回
⑤ 月の予算:500回×150円=7.5万円(検算:10件×7,500円=7.5万円)。上限予算は月8万円に設定する
架空の会社の記入例です。数字はすべて仮のもので、自社の管理画面の実績に置き換えて使います。
このメモで分かるのは、予算を増やすより、応募率を上げるほうが安く済むことがあるという点です。
記入例で応募率が2%から3%に上がれば、同じ10件に要るクリックは約333回、予算は約5万円で足ります。
Indeedの求人は「表示→クリック」と「クリック→応募」の2段で落ちます。クリックされないなら求人タイトル・給与・勤務地、クリックされても応募が来ないなら本文に原因があります。
最初に見直すのは職種名です。社内の呼び方ではなく、求職者が検索する言葉に合わせます。わたしたちが運用してきた中でも、タイトルを検索される言葉に直しただけで表示が増えた求人は少なくありません。
Indeedの運用を外に任せる価値は、どこに出るのか?
Indeedの運用を代理店に任せる価値が出るのは、単価や予算の調整よりも、応募率を上げる側の仕事です。
単価の調整だけなら、日額か月額の予算を指定すれば自動調整でもかなりの部分を任せられます。人が入って差がつくのは、求人タイトルの付け方、原稿の書き換え、求人の分け方、Indeed以外の媒体との配分です。
わたしたちの経験でも、同じ予算のまま原稿を書き換えて応募が増えた例のほうが、単価を上げて増えた例より多くありました。任せる相手が、そこまで手を入れてくれているかを確かめます。
確かめる問いは次の4つです。代理店の比べ方そのものは、求人広告代理店の選び方の記事で整理しています。
- 毎月、何を変えて、応募率がどう動いたかを報告してくれるか
- 原稿の書き換えの提案が、数字と一緒に出てくるか
- 「表示→クリック」と「クリック→応募」を分けて見ているか
- Indeedだけでなく、ほかの媒体も含めて配分を考えてくれるか
スポンサー求人で買えるのは、求人を開いてもらう機会までです。開いた先で応募するかどうかは、求人票の中身が決めます。
候補者体験でいえば、Indeedのクリックは入口の手前の段です。求人票、応募後の連絡、面接と続く段がそろって初めて、クリックに払ったお金が採用につながります。
検索結果で御社の求人をクリックした候補者は、同じ画面に並ぶ他社の求人と見比べている途中なのかもしれません。クリックは興味の表れで、まだ応募の約束ではありません。
開いた求人票の冒頭で、仕事内容と給与が具体的に読めなければ、その人は一つ前の画面に戻るだけでしょう。その1クリック分の料金は、もう払い終わっています。
予算を上げる前に、クリックした人が応募しなかった理由を求人票の側で探す。Indeedの費用を抑えるいちばん確かな方法は、そこにあると考えています。
今日からできる3つ
- 前月の応募率と応募単価を出す
管理画面のクリック数・応募数・利用額から計算します。単価だけを見ていると、安く出ているのに応募が来ていない求人に気づけません。 - 単価を上げる前に、職種名と冒頭を直す
職種名を検索される言葉に合わせ、仕事内容と給与を冒頭で読めるようにします。応募率が上がれば、同じ応募数に要るクリックが減り、予算はその分だけ下がります。 - 上限予算を月額で決め、請求の流れを経理に伝える
初回2,000円、以降10万円ごと、クレジットカード払いという流れを先に共有します。月に何度か請求が届いても、社内で慌てずに済みます。
よくある質問
Q. Indeedは本当に無料で使えますか?
求人の掲載は無料で、何人採用しても成功報酬はかかりません。費用が出るのは、有料オプションのスポンサー求人を自分で設定した時だけです。ただし、利用規約と掲載基準は無料掲載にも適用されます。
Q. Indeedのクリック単価の相場はいくらですか?
数十円〜数百円で、職種や地域によって変わります。日額か月額の予算を決めて、単価の調整をIndeedに任せる設定もあります。
Q. 決めた予算を超えて請求されることはありますか?
上限の予算を先に設定でき、上限に届くと掲載は休止します。たとえば上限10万円・平均単価100円なら、1,000クリックで休止します。
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出典
Indeed「料金および有料オプション掲載について」2026年10月18日閲覧 jp.indeed.com
Indeed 採用お役立ち情報局「【公式】Indeed(インディード)料金の仕組みを解説」2026年10月18日閲覧 jp.indeed.com
Indeed 採用お役立ち情報局「Indeedを『有料利用』するとどうなるの?今更聞けない料金の仕組みととメリットをわかりやすく解説します」2026年10月18日閲覧 jp.indeed.com



